カッティングシート
†製作記†
08/09/29
すでにさまざまなサイトにて公開されてはいますが、カッティングシートの作り方です。
まずは何を作るかを決めます。
今回は頼まれた「Carina」のロゴを作ります。
用意された画像は夜、雨の中実車を撮ってきたものです。
このまま印刷し、およその形で切り抜いてもいいのですが、さすがに水滴やら何やらでわかりにくいのでパス化します。
元画像によっては不要な工程ですね。
パスができたら印刷します。
切る線のみを印刷するか、面を塗って印刷するかは画像によると思いますが、線のみだと不要部分と間違えて絵に切り込むかもしれませんね。
おおよその形に切って裏にノリをつけます。
今回はスプレーのりを使っていますが、カッティングシートにノリが残りやすく、ふき取りが大変なのでスティックのりを使用したほうがいいのかもしれません。
シートに下絵を貼り付けます。
勿体無いので出来るだけ余白が出ないように・・・。
ナイフ等で線に沿って切っていきます。
曲線部分をデザインナイフ等小回りの効く刃物で切った後に、定規を当てて直線部分を切ると上手くいく気がします。
今回は不要部分を剥がしながら作業しています。
邪魔になる部分やわかりにくい部分は剥がしながらの方がわかりやすいと思います、が。
最後にペリペリ剥がすほうが気分は良いかも。
切れていない部分はちぎらずにナイフで切りなおします。
シートによってはソコから破れる、または伸びて致命傷になりかねません。
切り終えたら下絵を剥がして完成です。
あまり細かい絵だと角が引っかかってしまいますが、ティッシュやウエスにシール剥がしスプレーをつけて擦るとおよそとれます。
直接かけると粘着力が弱くなるかもしれません。
今回は格好重視で角をとってありませんが、角ばった部分を丸く落とすと耐久性がグッとあがります。
今回で言えば星の部分、Cのはじまり、aの終わりは丸くしたほうが良いですね。
最近は同人ショップなどで20cm四方くらいのサイズのモノが2000円くらいで売られていますが、ソレを貼る愛があるならば自分で切ってみるのはいかがでしょうか。
プロッタの正確さには適いませんが、気合でカバーです。
手に入らない旧車の復元からあいたたたなステッカーまで。
わずかな出費と気合と愛があれば大作ができちゃうかもしれません。

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